「習慣づけが大事。 何もしない、が身についてしまっている。」ー26年無職の男*3

なす先生は家のこともなにもしない。

とにかくしない。

4年前に父親が他界して以来、掃除をした形跡がない。

僕とはその数か月あとくらいから飲み始めたので、
いつから掃除してないのかわからないのだが、
飲み始めたときはそれなりに片付いていたと思う。

ここんところずっと家の中は缶とペットボトルの山である。

一応生ごみは分別している、
なぜなら自分で畑で燃やしているっぽい。
「それのほうがめんどくさいだろ」と思うのだが。


すしや「先生よ、いいかげんゴミ捨てて来いよ。」

なす先生「あめーっ!こんだけあると捨てるの見られたら恥ずかしいだろ。」

「夜捨ててくればいいじゃん」

「じゃあ、一緒に捨てにいくべ」

「なんでや、知らんがな!」



すしや「先生よ、台所の蛍光灯もいいかげん買ってこいよ。もう一年以上はパチパチいってるぞ。」

なす先生「蛍光灯もなこの長さだと結構高いんだよな」

「たかだかタバコ2箱ぶんくらいだろ? つーか気になるだろ?」

「流しの電気つくから大丈夫だ。」

「いやまじで意味わからん、」


すしや「わかった、 先生な、本っ当に何もしないのが身についてしまっている。やばいぞ。
頑張らなくていいから、身の回りのこと、ちょっとでいいからやる習慣つけろ。
そこからだな。
そうだ、どうせ明日という1日もただイオン行くだけだろ? 
明日の課題言うからやってみい。
蛍光灯を買ってきなさい。」

なす先生「あめっ! すしやよ、俺のチャーハンうまいぞ、イオンの3食分のやつ。」

「、、、、」

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「浴そう事件」

事件てことでもないのだが、
先生はもう何年も家でお風呂に浸かったことがない。

なす先生「すしやよ、このまえ部落の旅行で久しぶりに湯船に入ったやー」

すしや「よかったな。夏はいいけど、冬はたまに湯に浸かりたいやな。
何、風呂壊れてるの?」

「いや、壊れてはないけどなー、  壊れてないと思う。」

「そうなん、」


先生は何か流暢にしゃべらない。


すしや「何した? 何なの?」

なす先生「いや、 浴そうに水が入ってんだけどよ。 蓋したまましばらく開けてないんだよ。」

「そんなん開けて栓抜きゃいいだけじゃん。だーーっと。」

「いや、そうなんだけどなー」


すしや「え、何、いつから開けてないの?」

なす先生「しばらくだな、、 そのお湯に最後に入ったのが親父で、死ぬ数日前に入ったやつなんだよな。」

「っ!!!!! はっ!!??」


すしや「いやもう2年以上経ってるだろ!
何で? 集めてんの? 何? 育ててんの?」

なす先生「いやー、 なー、
開けたらエイリアンみたいなの出てきたらどうする?」

「でねーし!  まじか、冬はともかく夏とかどうなってんの?」

「さあー、わからね」


すしや「シャワー入ってるだろう、臭いとかないの?」

なす先生「いや別に、」

「つーか、普段入ってるシャワーのすぐそこに、その浴そうがあるわけじゃん。
なんかいやじゃないのか?」

「まあなー」

「洗えって! 信じられん!」

「いや、いいよ、 じゃ、すしや一緒に洗うか。」

「いやだよ。」



すしや「よし! わかった、やってもいい。 
やるか!
ただ動画に撮るぞ。」

なす先生「動画撮ってどうするよ、」

「YouTubeに流すか。」

「それはだめだ。」


現在もその浴そうの蓋は閉められたまま。
中の水は4年物くらいの代物になっている。

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